上海交通大学社会調査センターが19日に発表した「中国大学生のメディア使用習慣調査報告書2015」によると、90％の大学生が毎日2時間以上インターネットを利用するのに対し、半数以上の大学生は1日中、新聞を読まない。中国国際放送局日本語版が伝えた。

今回のアンケート調査は香港、マカオ、台湾、青海省、チベット自治区を除く中国29の省・直轄市・自治区にある2240の大学を対象に実施された。その結果、ネットを毎日8時間以上利用する大学生は12.2％で、新聞（0.4％）、ラジオ（0.5％）、テレビ（0.9％）、雑誌（0.7％）を大きく上回ったという。一方で、1日中新聞を読まない大学生は50.3％もいた。また、毎日30分以上テレビをみる大学生は7割だったという。

メディア利用の主要な動機について、人文学科専攻の学生は「情報収集」、医薬専攻の学生は「ストレス発散」、農林専攻の学生は「暇つぶし」と答えはまちまちだった。

また、QQ、微信（Wechat）、微博（ウェイボー）は大学生にとって、日常のソーシャルコミュニケーションにおける最も重要な三大媒体で、理科系の学生はQQ（91・2％）を愛用しがちだという。さらに、調査によると、教養のレベルが高ければ高いほど、バラエティ番組やテレビドラマを好む大学生の割合が次第に減少している。（編集SC）

「人民網日本語版」2015年7月20日