中国環境保護部(省)は27日、今年上半期の全国環境品質状況を発表した。上半期、北京・天津・河北エリアの大気の質は、前年同期に比べかなり改善されが、主な大気汚染物質は、引き続きPM2.5だった。上半期の大気の質ワースト10都市のうち6都市は、北京・天津・河北エリアの都市だった。北京日報が報じた。
環境保護部環境監視測定司の羅毅司長は、次の通り紹介した。
今年上半期、大気の質の面では、全国338の地級レベル以上の都市は、新しい「環境空気質量標準」にもとづきモニタリング作業を展開した。平均基準達成日数の割合は72.7%、最も重要な汚染物質はPM2.5だった。大気の質新基準の第一弾実施対象都市となった北京、上海、天津など74都市では、基準達成日数の割合は、全前年同期比6.9%増の68%だった。また、北京・天津・河北エリア、長江デルタ地域、珠江デルタ地域の大気の質は軒並み、前年同期比ある程度改善された。
環境保護部は、測定対象となった74都市について、大気の質の順位付けを実施した。大気の質ワースト10都市は順次、保定、ケイ台、鄭州、唐山、石家荘、衡水、済南、邯鄲、瀋陽、太原。大気の質ベスト10都市は順次、海口、ラサ、恵州、舟山、厦門、中山、珠海、深セン、昆明、福州。ワースト10入りした都市のうち6都市は、北京・天津・河北エリアの都市だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年7月28日
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