MERS感染拡大の影響で激減した観光客を呼び戻すべく、韓国ソウルのパク・ウォンスン市長(59)は2日から、「PR大使」として中国を訪問。同日は、広東省広州市の繁華街にある北京路に、人気ガールズグループと共に登場し、集まった市民らに記念品などを配った。新華網が報じた。
中国に6日までの5日間滞在する予定のパク市長は、広州、上海、北京の3都市を訪問し、街頭でマーケティング活動を展開するほか、大手旅行社や韓国企業を訪問したり、中国の関連の当局者と面会したり、中国のネットユーザーと触れ合うイベントに参加したりする。パク市長と共に、韓国観光協会や観光関連企業の代表、数名の韓流スターも同行している。
パク市長は、「MERS感染拡大の影響で、ソウルの観光業や関連の製造業が大きな打撃を受け、旅行者数が昨年同期比の約半分に下落している。昨年ソウルを訪問した1200万人の旅行者のうち、43%を占める496万人が中国人。今回のPR活動や一連のキャンペーンを通して、中国人旅行者をソウルに呼び戻したい」と話す。
外国人旅行者を呼び戻そうと、ソウルは7月1日から10月31日まで、大セールを実施するほか、ソウル広場における各イベントやサマーフェスティバル「漢江モンタン」、韓流歌手のライブなどの実施を計画している。
パク市長は、「今後数カ月の努力を通して、ソウルを訪問する中国人旅行者の数を、10月には、昨年と同じ水準にまで回復させたい」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年8月3日
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