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北京密雲県の農村に住む鄧玉芬さんに関する展示を見学する来場者(撮影:羅暁光、資料提供:新華社) |
盧溝河(現在の永定河)にかかるためその名を持つ「盧溝橋」は、北京市に残る最古の石造アーチ橋だ。1937年7月7日夜、付近に住む人々は、夥しい数の砲声で眠りから目覚めた。日本軍が宛平城と盧溝橋に進撃を始めたことから「盧溝橋事件」が勃発、中国人による抗日戦争の火蓋が切られた。あれから78年が経った今、人々は盧溝橋畔にある中国人民抗日戦争記念館において、忘れることができない時代を振り返り、革命精神を体感している。人民日報海外版が報じた。
「気をつけ!敬礼!」―抗日戦争記念館で、河北省唐山市からやって来た郭さんは、旧式の軍服を身に纏い、雄大なレリーフ(浮彫細工)に向かって敬礼した。「今年は抗日戦争勝利70周年にあたる。私は当時、20年以上兵役を務めた。故郷からここに駆けつけ、軍服姿で記念写真を撮影した。これは、自分の兵士だった歳月を記念する意味もあり、抗日戦争に参加した兵士たちに対する敬意を示すものでもある」と郭氏は述べた。 同記念館の職員によると、中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年記念展「偉大な勝利、歴史への貢献」は、7月7日の開幕以来1カ月がたち、来場者はすでに累計延べ23万人を記録した。閉館日と特別展閉館日を除くと、1日あたりの来場者数は延べ1万人近くに上る。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年8月11日
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