西藏(チベット)自治区の北西部の国境地域にあるツァンダ県では7月日中は常に太陽が火のように照りつける。各地から集まる観光客は壮大で神秘的な風景をこの目で見るため休暇を利用し、旅の疲れをもろともせずにここまでたどり着く。グゲ王朝の遺跡の前で、10世紀に興った部族王朝が700年の繁栄を経たのち突然の終焉を迎えた波乱に満ちた歴史に思いを馳せる。しかし、何度もツァンダを訪れている任贇娟にとってこの地はもう一つの独特な魅力を持つ。
宣舞(チベット族の伝統舞踊)がいつ誕生したかははっきりとわからないが、少なくとも千年の歴史を持つ。ツァンダ県で10世紀に建設されたグゲ王朝の遺跡に宮殿がある。宮殿内の壁画には正装した10人の女性が腕を組んで王族や貴族に捧げる舞を踊る場面がはっきりと描かれている。国際在線が伝えた。(編集JK)
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