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天津爆発事故の救援・善後処置、引き続き進行中

天津市報道弁公室によると、8月20日の時点で、天津港「8.12」瑞海公司危険物保管倉庫重大火災爆発事故の犠牲者は114人に上り、うち107人の身元が確認され、69人が行方不明のままという。人民日報が伝えた。

中国共産党中央政治局常務委員会は20日に会議を開き、「関係各方面は、市民の生命の安全確保の重責を担い、さらに効果的な措置を講じ、さらに科学的な方法を採用し、各種作業を確実に進める必要がある」と強調した。

会議では、▽行方不明者の捜索活動に引き続き全力であたる▽手を尽くして負傷者の救命・応急手当を行う▽爆発現場の整備を秩序立てて進める▽環境モニタリングを強化する▽善後処置を徹底する▽情報公開と世論活動を強化する▽事故の責任所在の特定と責任追及を徹底的に行う--ことが再確認された。

中国公安部(省)郭声琨部長は20日、「たとえ行方不明者が残り1名だけになっても、捜索作業は決して中止しない。今後も引き続き、最強の医療体制と最高の医療資源を注ぎ込み、全力で負傷者の救助にあたる」と決意を新たにした。

現場付近の川で魚が大量死したというニュースが、世間の注目を集めた。天津環境モニタリングセンターは、水質サンプリング分析を実施したが、シアン化物は検出されなかった。同センターの鄧小文センター長は、「現在も引き続き、基準値を超えるシアン化物が含まれる廃水は全て、事故現場内で密封処理されている」とコメントした。

環境保護部(省)緊急時対応センターの田為勇センター長は20日、「環境保護部は、密封処理された汚染水の処理にさらに力を入れる方針だ。処理を経て基準を満たした上で、再び外部に排出する」と話した。

田センター長は、環境モニタリングの状況について、「モニタリング結果によると、今のところ、爆発中心部の大気の汚染状況は、全体的に抑制されている。それ以外のエリアの大気の質は、大気汚染の国家基準を超えていない。また、各モニタリング地点でのモニタリングの結果、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの大気汚染物質はいずれも、基準値を超過していないことが判明した」と続けた。

このほか、ここ数日、港湾業や化学工業など中国の重点業界を含め、安全生産に関する大規模な全面調査が実施されている。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年8月21日

 

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