クアラルンプールで開催中の東アジアサミット経済閣僚会合に出席された高虎城中国商務部部長は23日、「本日行われた第14回ASEAN+1経済大臣会合で大きな成果を挙げられた。中国側とASEANは、21世紀海上シルクロード建設の共同推進、2015年末までに中国・ASEAN自由貿易区のクレードアップをめぐる交渉の完了、中国とASEANの地域協力の強化、中国側が提案した両地域間経済・貿易協力強化に関する実践措置8項目について踏み込んで話し合い、コンセンサスが得られた」と表明した。
高虎城氏は、「今回の会議で、中国とASEANは第13回ASEAN+1経済閣僚会合以降の両地域間経済貿易関係の発展を振り返り、双方が共同で注目する当面の重要な議題が推進され、特に21世紀海上シルクロードの共同建設におけるルート、道筋、分野、方向性が一層明確化した。中国側はまた中国・ASEAN経済貿易協力の更なる強化について実践措置8項目を提案し、経済貿易分野における「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」イニシアティブの遂行を後押しした」と述べた。
「この実践措置8項目には、両地域間貿易・投資協力の水準を向上させ、双方の指導者によって提起された2020年までに貿易取引額1兆ドル、2020年までの8年間における中国のASEAN新規投資額1000億ドル超という貿易投資目標を全力で達成させること、共同努力の下でFTA格上げの成果を充実化し、期日通りに中国・ASEAN自由貿易区のFTA格上げ交渉を実現すること、中国・ASEANインフラの相互コネクティビティを強化し、関連相互コネクティビティ協力委員会メカニズムの協調効果をきちんと発揮させることなどが含まれている」。
「終了したばかりのASEAN+1経済閣僚会合では、双方は2015年末までに中国・ASEAN自由貿易区のグレードアップをめぐる交渉の完了を目指すように努力すると表明したため、交渉はいよいよ最終段階を迎える。2014年8月に行われた中国・ASEAN自由貿易区の初回の格上げ交渉以降、双方は3回の交渉を重ね、貨物貿易、サービス貿易、投資、経済技術協力といった分野における全面的かつ踏み込んだ話し合いを通じて、確実な手ごたえを得ている」。
「中国・ASEAN自由貿易区は東アジア地域経済一体化プロセスの始動・けん引役を果たしており、世界貿易の自由化を推進する上でも重要な効果を発揮した」と氏が述べた。
チャイナネットより2015年8月26日
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