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李克強総理、課題対応中での経済の安定維持を強調

 

中国の李克強総理は28日、国際経済・金融情勢の新たな変化が中国の経済への影響と対策を研究する国務院会議を主宰し、重要な談話を発表した。

李総理は「このほど、国際市場の不安定は世界経済の回復に新たな不確定要素をもたらした。中国の金融市場、輸出入が受けた影響も深まりつつあり、経済運営が新たな圧力に直面している。複雑な国際環境と国内の深層的矛盾が現れている現状の中、安定した発展を求めることを堅持し、構造的改革を引き続き推し進め、預金準備金率と金利の引き下げ、減税と費用削減、市場を安定させるなど一連のコントロール措置を次々と打ち出し、成果が現れている。また、構造的調整を通じて積み上げてきた積極的要素も発展の牽引力を強めたと共に、経済運行は合理的に行われており、経済成長も世界の先端を行っている」と指摘した。

また、李総理は「金融の安定は経済全体に関わる問題だ。この間、人民元為替の中間値(基準値)形成メカニズムを改善したことは、国際金融市場の流れに応じた合理的な措置であるが、人民元を引き続き値下げしていく基礎がなく、合理的かつ均衡的なレベルを保ちながら人民元相場の安定を基本的に維持することができる」と強調した。

 

中国国際放送局日本語部より2015年8月30日

 

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