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北京 流動人口の8割に健康カード 今年から

 

北京市では2017年末までに、流動人口の80%が健康情報を記録した健康カードをもつようになる見込みだ。北京市衛生計画出産委員会は流動人口の衛生・計画出産情報を共有し応用するため、このほど関連プランを通達し、管轄エリア内に6カ月以上居住する流動人口をサービスの対象とし、コミュニティの衛生計画出産サービスシステムに組み込み、この人々に対して基本的な11項目の公共サービスを全面的に提供するとした。「北京青年報」が伝えた。

11項目の基本的公共サービスには、流動人口の児童の予防接種、伝染病の予防・対策、妊産婦と児童の保健サービス、健康カード、計画出産、健康教育の6つのサービスが含まれる。各区・県の衛生計画出産委員会は管轄エリアに6カ月以上居住する流動人口を対象に、統一的で規範化された健康カードを作成し、流動人口の健康状況を速やかに把握する。カード保有率を今年から年々引き上げていき、17年末時点で80%になることを目指す。

健康カードに含まれる主な情報は、流動人口の基本的情報、主な健康問題、衛生サービスの記録など。同プランは、流動人口の健康カードはただちに更新できるようにし、情報の共有を実現し、カードが記録する各種情報が正しく、包括的、かつ科学的であるようにしなければならないとする。また国が掲げる流動人口の健康カードが地域や部門の枠を越えて相互連携・相互接続(互聯互痛)し、共有・応用されるようになるという要求に段階的に応えていかなければならないとする。

このほか同プランは、管轄エリア内に居住して3カ月以上になる流動人口の0〜6歳児を対象に予防接種プランを作成し、予約、通知票、電話、携帯電話のショートメッセージといった方法を通じ、適齢期の児童に速やかにカードを発行し、予防接種を受けられるようにするとしている。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年9月4日

 

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