代行運転アプリの「e代駕」は9日、「全国飲酒運転撲滅デー」を発起、同時に「2015年上半期全国飲酒運転情勢報告」を発表した。報告によると、今年上半期、代行運転の増加スピードが全国で最も速かった都市は成都で、増加率は115%に達した。華西都市報が報じた。
報告によると、今年1月から6月まで、全国の代行運転回数は延べ3300万回、前年同期比210%増加した。全国の都市のうち、代行運転の1人当たり平均利用回数が最も多かったのは青島(33.51回)だった。アナリストは、この結果から、青島市民は「中国一の酒好き」であるとの見方を示した。青島の次には、北京とハルビンが続いた。
興味深いことに、今年上半期、代行運転の需要が最も増えた都市は成都で、増加率は115%に達した。成都に続いたのは大連と武漢だった。アナリストは、「この結果は、飲酒運転はしてはならないという意識の高まりを表明している。代行運転の需要はあまねく高まっており、特に、二線・三線都市での増加の勢いは、一線都市を上回っている」とコメントした。
また、アナリストの分析によると、全国主要都市において、代行運転の需要が高いのは、飲食店やバーが集まっているエリアに集中しているという。
このほか、四川料理レストラン、火鍋、屋台に繰り出した市民も、代行運転サービスを頻繁に利用している。運転代行ドライバーは、男性より女性に人気が集まっている。
アナリストは、「飲酒運転はしてはならないという国民の意識が向上するにつれ、中国人の1日あたり代行運転利用数は500万に達し、市場規模は1千億元(約1兆9千億円)を上回っている」と指摘。e代駕の楊家軍CEOは、「9月9日から16日までの間、1億元(約19億円)を投じ、無料の代行運転試行を市民の皆さんに体験してもらい、飲酒運転撲滅の一助としたい」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年9月10日
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