「不朽のゴッボ」シネマセンス芸術展がこのほど、北京市朝陽区のショッピングモール・大悦城で幕を開けた。ショッピングモールの入口に特別に設置された1500平方メートルの展示ホール内でシネマセンスの技法によって、ゴッホの全絵画を3000枚あまりのハイビジョン映像に映し出し、豪華絢爛なアートの世界を作り出し、観客を圧倒した。北京日報が伝えた。
ひとたび展示ホールに足を踏み入れると、高さ4メートルのマルチメディアスクリーンに囲まれる。スクリーン上ではゴッホの作品の数々が絶えず入れ替わり、ヴィヴァルディのバックミュージックのもとで「星空」「ひまわり」「からすのいる麦畑」「街の家屋」「花咲くあんずの果樹園」「花咲くアーモンドの枝」「自画像」が目の前に迫り、豊富な色彩、素朴な雰囲気と相まって心地よい気分にさせてくれる。ゴッホが弟に当てて書いた手紙、自身の近況を知らせる手紙などが時おりスクリーンに表示され、観客が偉大な芸術家の生涯を理解するための手助けとなっている。上映時間は35分で一巡し、ゴッホの圧倒的多数の名作が映し出される。
シネマセンス芸術展はオーストラリアのグランデ・エキジビジョンによる出品を中国国際文化センターが導入した。今年の前半は上海の観光スポット・新天地で4カ月間展示され、延べ35万7千人の観客を呼び込んだ。北京では12月6日まで展示予定だ。(編集JK)
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