現地時間の9月13日午前、ユニバーサル・スタジオ・北京プロジェクト「合弁協議」調印式がNBCユニバーサルグループのニューヨーク本部で行われ、北京市の李士祥・常務副市長が出席した。京華時報が伝えた。
同テーマパークの建設予定地は通州文化観光区に位置し、通州区梨園鎮、張家湾鎮、台湖鎮の3つの鎮が交わる地点に位置する。計画敷地面積は4平方キロメートルで、中心部の敷地面積は1.2平方キロメートル、その周辺の敷地面積は2.8平方キロメートルに及ぶ。プロジェクトの総建築面積は約202万平方メートルで、このうち、中心部の建築面積は約79万平方メートルに及ぶ。北京首寰文化旅游投资有限公司とユニバーサル・スタジオ社の合弁で建設される。
完成すれば世界で6ヶ所目、アジアで3ヶ所となる同テーマパーク、中心部の1.2平方キロメートルの敷地面積だけでも大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの2倍を誇り、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールの5倍に相当する。周辺の2.8平方キロメートルに及ぶリゾート地を含めると、シンガポールプロジェクトの16倍、アメリカ本土の2つのそれをも超えて世界最大規模となる。
ユニバーサル・スタジオ・北京第一期工事は5年の計画で、2019年の開園を目指す。また、その他のテーマパークやリゾートホテルなどを第二期工事で完成させるという。投資総額は約500億元(1元は約18.9円)で、このうち中心部に約215億元が投資される。設計はハリウッドの有名監督スティーブン・スピルバーグ氏が担う。さらに、ショッピングやホテル、レストラン、娯楽施設などを集約させたユニバーサル・スタジオ・ストリートも建設する計画で、世界初のユニバーサル・テーマリゾートホテルも建設する計画だ。
完成すれば中国国内初のユニバーサルテーマパークとなり、北京初の国際大型テーマパークとなる。同テーマパークには特色ある中国の伝統的要素も多く含まれるという。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年9月15日
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