電影票房吧（ボックスオフィスバー）のデータによると、2015年第37週（9月7日―13日）の国内興行成績のうち、新作「ミッション・インポッシブル5」（M・I5）が初週6日で5億5000万元（約100億円）で週間興行成績1位を獲得し、今週には軽く「M・I3」の6億7200万元（約127億円）を超えるのは目に見えており、トム・クルーズは中国で最も良い興行成績を収めたことになる。2位は13日封切の「ミニオンズ」で、一日で1億2300万元（約23億2400万円）を売り上げ、現在のところ、国内映画市場において上映初日の興行成績が1億元を突破した初のアニメ映画だ。このような興行成績を勝ち取ったのは、ミニオンズの鮮明なイメージによるものだろうと思われる。京華時報が伝えた。

業界関係者はこの前の「帰ってきた孫悟空」はアニメ映画の代表だとし、国内映画市場に大きな衝撃と影響を与え、いまだ衰えておらず、このほかに老若男女全てに向いている映画自体の強大な興行成績の威力を知らしめた。ここ数年ハリウッド、日本、中国に至るアニメ映画は急速に発展し、ついに観客にアニメ映画を理解させるに至った。観客に言わせれば、「ミニオンズ」の表現方法はアクション映画の「M・I5」に比べ、よりリラックスすることができるという。

ミニオンズは「怪盗グルー」の中の脇役で、スクリーンで世に出たその日から、マヌケで可愛いミニオンズは名だたるマンガのキャラクター史に加わる運命であり、その通りになった。アニメ映画にとって、キャラクターのインパクトはストーリーのインパクトより重要である。例として「猫とねずみ」を思い出すと、まず頭に浮かぶのは確実に「トムとジェリー」で、ストーリーについて覚えているのは恐らく幾らかもないだろう。鮮明なキャラクターがあればアニメ映画は半分成功しており、もしキャラクターが人を感動させる性格を持っていれば、そのアニメ映画は大成功するだろう。

「ミニオンズ」の公開前、SNSでは車を押してバナナを売るミニオンズが都市管理者に追い払われる写真が出回った。ミニオンズが地面に座り自分の三輪車の車輪を抱えて離さない様子は思わず笑ってしまう。この広報戦略はミニオンズの話題にうまく火をつけた。これは非常にシンプルなPR映画で、全ての年齢層に合う映画のジャンルとして、家族で楽しめる「ミニオンズ」ということを深く印象付けた。(編集JK)