北京を訪れて中国医薬に関する文化観光ツアーを体験する外国人は増える一方だ。この種のツアーでは、中国医薬病院、中国医薬博物館、民間漢方薬園、文化養生園、薬膳レストラなど、滞在中に中国の伝統文化に存分に触れることができる。人民日報海外版が伝えた。
海南、浙江、広東、広西の各地でも、中国医薬体験ツアー人気は、爆発的に高まっている。健康養生と文化体験を一体化した中国医薬体験ツアーは、外国人観光客にとって、「美しい中国旅行」の新たな選択肢のひとつとなった。
北京は、「2015年北京国際ビジネス・インテンシブ旅行展覧会」において、漢方医療養生文化をテーマとしたツアー商品を打ちだした、展示ブースでは、経絡ツボ体験や中国マッサージなどの体験コーナーが設けられ、多くの来場者から注目が集まった7月に開催された「シルクロード医療健康観光国際フォーラム」では、三亜市の中国医薬病院が、初の国家級「中国医薬健康観光モデル範基地」に指定され、国際観光アイランド養生観光医療サービスプロジェクトとして開発が進められる。
中国国家観光局と国家漢方薬管理局が実施した、全国24省(自治区・直轄市)を対象とした中国医薬健康観光に関する調査によると、計454カ所の観光地区、リゾート村、ホテルなど各機関が、中国医薬健康観光サービスを取り扱っており、保健、マッサージ、温泉、薬湯、薬膳、漢方美容、物理療法などを提供している。
中国医薬体験ツアーは、中国文化色が極めて濃厚であることから、外国人観光客の間で特に人気が高い。世界中国医薬学会連合会育成訓練部の李鶴白部長は、「日本人観光客と韓国人観光客が司馬台長城を訪れ、八段錦(中国気功法の一つ)を学ぶオプショナルツアーは、すでに人気の定番となっている。薬植園の中国医薬レストランや薬膳も大変人気があり、香港・マカオ・台湾からの観光客は、食事を終えた後、蜂蜜や薬膳茶などの商品を買い求める」と述べた。外国人観光客は、ツアー中に、養生に関する講座を聴くことが大好きで、カルチャーギャップによって、彼らの異文化体験度が大いに高まるようだ。また、自費で、フットマッサージ、マッサージ、SPAなどを体験する、あるいは中国医薬材料や保健商品を購入する人も多いという。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年9月18日
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