中国の旅行サイト「去哪児網」がこのほど、今年1-9月の旅行者のビッグデータを基に「中国国内旅行者の旅行習慣行動報告書」をまとめた。同報告書によると、中国人が国内旅行に出かける頻度は右肩上がりで、旅行の「黄金時代」が到来しようとしている。京華時報が報じた。
中国全土32の省都のうち、旅行の予約数が最も多いのは、北京、上海、成都、広州の市民だった。一方、拉薩(ラサ)、呼和浩特(フフホト)、銀川は、下位に沈んだ。これら都市の市民は「自分の家」が一番好きなようだ。
旅行者の年齢を見ると、22-30歳の割合が最高。一定の経済力を持つようになっている若者が主力となっていることが分かる。
その他、21歳以下が14.25%。そのほとんどが両親と旅行に出かけている。旅行予約市場の主力は「90後」(1990年代生まれ)の若者。インターネットを使うに長け、遊ぶのが大好きという特徴を武器に、予約全体の39.97%を占めた。
一方、31—35歳が最も少ないことは注目に値する。同年齢層の人は、マイホームの購入や子供、両親の世話などで、経済的にも、時間的にも余裕がなく、旅行に出かけることがあまりできないようだ。中には、1年に1回も旅行らしい旅行に行けない人もいる。その他、36-45歳が15.54%、45歳以上が16.95%を占めた。
同報告書は、若者が旅行やホテルの市場の主力になっていると指摘。若者は旅行のクオリティを求めるため、彼らの体験とニーズが、ホテル予約の全体の傾向を変えようとしている。データによると、快適な旅行を楽しむために宿泊先に最も惜しみなくお金を使っているのは北京、上海、広州、成都、杭州、厦門、深セン、三亜、重慶、西安の市民だった。
「人民網日本語版」2015年9月23日
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