公表された国慶節の長期連休中(10月1−7日)の観光収入を見ると、15の省・自治区・直轄市のうち、山東省が392億1000万元で1位に輝いた。四川省は観光客数が最多の省で、延べ5349万7600人に達した。データによると、中国6省(山東省、四川省、河南省、山西省、陝西省、湖南省)の観光収入は200億元を突破した。北京は83億1000万元のみで11位。中国網が10月9日に伝えた。
2014年の各地の観光収入状況と比較すると、山東省、四川省、河南省は先頭集団を走り続け、トップ3を占めた。山西省は順位を1つ、湖南省は2つ下げ、4位と6位につけた。吉林省の観光収入は前年同期比28.5%増となり、全国各地のうち伸び率が最大となった。
国家観光局は連休中、来場者数の制限、ピーク時の入場制限の措置を初めて講じた。積極的な調整は効果を発揮した。国家観光局のモニタリング対象となった125の伝統的な人気観光地の来場者数には、例年の秩序なき激増の現象は見られなかった。7日間の来場者数は延べ2962万1700人、入場料収入は15億8800万元。
国家観光局は、今年の中秋節と国慶節の長期連休が近かったことから、連休の期間が長くなり観光消費が集中し、市民の旅行の意欲が高まったと分析した。国家観光局の休日中の観光市場情報によると、観光客の外出の需要が多元化の様相を呈している。都市部のレジャー、農村部の旅行が最も好評を博しており、休日の旅行は伝統的な観光型から、観光・レジャー複合型に変わっている。観光が消費を力強くけん引している。
国慶節の長期連休中、日本、韓国、タイなどの周辺諸国の海外旅行市場が活況を呈し、米国、ロシア、フランス、イタリアなどの長距離旅行も好調だった。韓国観光発展局の統計データによると、訪韓中国人客は30%増加した。日本領事館のデータによると、広州市の9月の訪日ビザの発給件数は前年同期比40%増となった。1−6日に香港を訪れた中国本土客は前年同期比3.26%増の延べ100万1000人に、マカオは6.3%増の延べ79万9700人に達した。台湾海峡両岸観光旅行協会によると、1−7日に台湾地域を訪れた中国大陸客は延べ9万人を突破し、前年同期比で2割以上増加した。北京市、浙江省、上海市が海外旅行の主な観光客源となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」より 2015年10月10日
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