故宮の4つの新エリア開放後初めての休日となった11日、約7万6千人の「初物好き」が故宮に押し寄せた。もちろん、このうち圧倒的多数は、「清明上河図」がお目当てだ。この国宝展は、12日に閉幕する。会場係員は、「来場者は最長で約13時間並ぶことになるだろう」と予測している。北京晨報が報じた。
故宮博物院の担当者によると、11日には制限数(8万人)に近い延べ約7万6千人が故宮に見学に訪れた。来場者のうち2万7千人は、オンライン前売りで入場券を手に入れた。素晴らしい快晴の天気と皇太后の在所「甄嬛故居」の吸引力は大きいものの、閉幕間近の「清明上河図」が最大の目的という人も少なくない。
午前9時、「清明上河図」を見納めに来た人々によって、くねくねと続く長い列ができ始めた。列の最後尾は牛門にまで延び、会場の武英殿からはすでに数百メートル離れてしまった。会場係員によると、今最後尾に並んでいる人は、会場に入るまでに13時間程並ばなければならず、夜になるのは間違いないという。故宮開放管理処の担当者は、「10月10日から連日、スタッフは真夜中の1時半ごろまで働いている。夜11時ごろになると、故宮博物院の単霁翔院長は、他の係員と共に、列に並んでいる来場者にお茶を振る舞い、『列に並び続けていれば、必ず国宝を観賞できます』と彼らを安心させていた」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年10月12日
|