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「星座」「二重まぶた」-「80後」社長の人材募集条件が話題

 

「事務員募集。好感度が高く、二重まぶたの人求む。双子座か射手座生まれの人が最も望ましい」-重慶の某企業がこのほど出した求人広告が、ネットユーザーの間で話題になっている。重慶晩報が伝えた。

「卵炒飯」さんの投稿が、多くのネットユーザーの関心を引いた。賛成する人あり、「奇妙」と感じる人あり、さらには「これは人材募集ではなく、ガールフレンドの募集広告だ。この会社の社長は本当に変わっている」と意見する人もいた。10日の時点で、この投稿のクリック数は4千回を上回り、50件以上のコメントが寄せられた。

重慶晩報の記者は、この求人広告を出した会社が「重慶満四山科技有限公司」であることを突き止めた。今年7月に設立された同社は、ソフトウェア開発業務を手掛けており、石社長は1998年生まれという。石社長は、「私は天秤座生まれで、射手座や双子座と相性がいい。この2つの星座生まれの人はいずれも、明るく活発で、社交性があり、オフィスワークに向いている。すでに数名の応募者を面接したが、星座が条件と合わなかったため、採用は見送った」と話した。

さらに、石社長は、「事務員以外のポストについても、生まれた星座に関して条件がある。たとえば、プログラマーは乙女座、アートデザイナーは山羊座生まれの人が望ましい。これら2つのポストは、すでに採用者が決定した。彼らは、こちらの条件にばっちり当てはまっている。また、二重まぶたの女性を希望するのは、彼女らが活発で生き生きした印象を他人に与えるからだ」と続けた。

こんなに厳格な条件を提示しているが、報酬はどれくらいなのだろうか?石社長によると、重慶市涪陵区のオフィスで働く事務員の月給は2千元から3千元(約3万8千円から5万7千円)で、現地の相場と比べて決して低くはないという。

重慶調和心理顧問事務所の譚剛強・所長は、「星座から性格傾向を推測することは可能だが、研究によると、ある星座の性格は、全て二面性があることが分かっている。従来の星座文化は、軽いノリで遊び半分の傾向が高く、科学的であるとはいえない。特に、企業が社員を選考するプロセスで信頼に足るポイントではない」との見方を示した。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年10月14日

 

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