国家統計局のサイトがこのほど発表した報告書によると、中国は第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)期間の年平均経済成長率が8%に迫り、同じ時期の世界平均の2.5%を上回るとともに、世界の主要エコノミーの中でトップクラスに入る見込みという。新華社が伝えた。
同報告書によると、十二五期間の5年間に、世界や中国には大きな変化が生じ、中国経済の発展は新常態(ニューノーマル)の段階に入った。中国共産党中央委員会と国務院は規律を把握し、、積極的に取組を進め、経済成長がギアチェンジで勢いを失わないようにした。11年から14年の国内総生産(GDP)年平均増加率は8.0%で、高速成長から中くらいの高速成長へと移行した。14年の経済規模は63兆6139億元(約1198兆8349億円)に上り、米ドルに換算すると10兆4千億ドル、世界2位で、世界全体の13.3%を占め、この割合は10年に比べ4.1ポイント上昇した。
十二五期間には、国内の経済構造調整が新たな歩みをスタートした。サービス産業が筆頭産業となった。12年に第3次産業の生産額(現行価格)の対GDP比は45.5%に上昇し、初めて第2次産業を抜いて国民経済のトップ産業になった。14年の対GDP比は48.1%とさらに上昇し、15年上半期は49.5%だった。
国内需要の経済成長に対する貢献が目立って強まり、特に消費の貢献が著しかった。
新しいタイプの都市化が緩やかに推進された。11年末に都市部の人口が初めて農村部の人口を超え、11~14年には都市人口が毎年2千万人近く増加し、巨大な投資ニーズと消費ニーズを生み出した。十二五期間に経済運営の質は向上を続け、持続可能な発展の力も増強を続けた。
同報告書によると、14年には水力発電、風力発電、原子力発電、天然ガスなどのクリーンエネルギーの消費量がエネルギー消費全体に占める割合は16.9%に達し、10年比3.5ポイント上昇した。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年10月14日
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