英国のフィナンシャル・タイムズ(FT)は14日、中国がロンドン市場で人民元建て国債を発行する可能性があると伝えた。
中国がロンドン市場で人民元建て国債を発行する見通しが高まっていることについて、アナリストは、中国が人民元の国際化を進めるなかで、人民元建て国債を初めて発行する海外金融センターにロンドン市場を選ぶことになると指摘した。
関係筋によると、中国人民銀行(中央銀行)はロンドン市場で、短期手形を発行した後に、人民元建て国債の発行を計画しているもようだ。中国の習近平国家主席が来週に訪英している間に計画が発表される可能性が高いという。スタンダード・チャータード銀行ロンドンの厳瑾エコノミストは、「中国としては初の海外での人民元建て国債発行だ。資金調達のほか、オフショア人民元建て債券市場の開拓という目的もある」と説明した。
なお、中国国家開発銀行はすでに、ロンドン市場で20億元に上る人民元建て債券を発行している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月15日
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