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英中貿易協会会長のサッスーン卿 「両国経済の前途は明るい」

 

英中貿易協会会長のサッスーン卿はこのほど人民日報の取材に対し、「英中両国の経済関係の動向は喜ばしいもので、前途は明るい。データの変化もこれを証明している」と述べた。人民日報が伝えた。

統計によると、2014年、英中両国の貿易額は前年同期比15.3%増の808億7千万ドル(1ドルは118.9円)、今年1~8月の両国貿易額は505億9千万ドルに達した。中国は英国にとって、EU以外では第2の貿易パートナーであり、英国は中国にとって、EUにおける第2の貿易パートナー・最大の投資先国、香港以外では域外最大の人民元取引センターとなっている。

今年8月現在、英国の対中投資プロジェクトは累計7992件、実際の投資額は196億1千万ドル、2014年の新規プロジェクトは287件に達した。また、中国の対英投資も増え続けており、過去3年間における中国の対英投資の年平均成長率は85%に上る。2014年、中国の対英直接投資・M&A額は71億ドル、対英投資額(ストック)は400億ドルあまりに達し、インフラ、商業用不動産、ブランドネットワーク、R&Dセンター、ハイエンド製造といった様々な分野をカバーしている。

サッスーン卿は「10年前、中国は英国にとって14番目の輸出先国でしかなく、対中輸出額が英国の輸出全体に占める割合はわずか1.4%だった。しかし今年上半期には、この割合が7%にまで上昇している。英中貿易協会は、これまで約4千社の英国企業の中国市場進出をサポートしてきた」と述べる。

サッスーン卿はさらに、「英中両国の貿易額は急速に増加しており、動向は喜ばしいもので、前途は明るい。習近平主席の訪問は、トップダウン設計の役割を果たし、両国の貿易関係のさらなる深化と発展がけん引され、英中関系の『黄金時代』が到来するだろう。英国は金融、保険、医療、教育などのサービス業で強みを持ち、中国経済の発展に貢献できる。英国には投資の機会が多く、投資環境も良い。中国企業が西洋に進出し、世界市場を開拓するための良い条件が整っている。英中貿易協会は力を尽くし、両国の経済貿易関係をより高いレベルに推し進めていきたい」と語った。

英中貿易協会は、英貿易通商産業省(DTI)に中国ビジネスに関する情報サービスを提供する機関。サッスーン卿はかつて、英国財務省の商務担当大臣を務めた。その祖先のサッスーン家は、最も早い時期に中国ビジネスに携わっており、広東や上海で不動産業を経営し、有名な上海和平飯店(旧サッスーンハウス)を建設した。(編集SN)

 

「人民網日本語版」2015年10月15日

 

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