英国のオズボーン財務相が他国に先駆けてアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を発表したことは大きな励ましになった。習近平国家主席の英国公式訪問にあたり、英国のビジネス大使を務めるロン・デニス氏がこのほど中国メディアの取材に答えた。
デニス氏は、「中国のインフラ建設は人々に深い印象を与えている。その背後では技術と科学技術がしっかりとインフラ建設を支えており、中国は多くの分野の技術のイノベーションでトップレベルにある」と述べた。
またデニス氏は、「過去30数年間に中国経済が獲得した重大な成果は、単に安い労働力資源が大量にあるからに過ぎないという見方があるが、実際に中国に行き、中国の先進的な高速鉄道や立ち並ぶ摩天楼や効率よく秩序をもって立ち働く人々をみると、こうした見方には大きな偏りがあるということがよくわかる」と述べた。
中英の原子力発電をめぐる協力について、デニス氏は、「原子力発電は現在知られている最もコストパフォーマンスの高い代替可能エネルギーの一つだ。協力を通じて双方がそれぞれの強みを発揮し、お互いの技術面での経験を共有し、安全な運営が確保されれば、原発資源の潜在的な可能性を十分に掘り起こすことができるし、資源不足という普遍的な難問を緩和することにつながる。これは両国にとって、ひいては国際社会にとって、有益なことだといえる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年10月20日
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