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北京市民の紙書籍読書量、年平均9冊

 

北京読書シーズン指導チーム弁公室は10月30日、「2014―2015年度北京市全民読書指数総合報告書」を発表した。同報告書の統計データによると、2014年、北京市民の総合読書率は91.16%、紙書籍の読書率は81.7%、電子書籍の読書率は78.18%だった。北京市民の紙書籍読書量は、年間平均9.49冊だった。法制晩報が伝えた。

北京市民のうち、2014年に電子書籍を読んだ人の割合は62.1%で、2013年比21.74ポイント増加した。電子版新聞の読書率は2013年比10.63ポイント、電子版定期刊行物の読書率は同5.61ポイント、それぞれ増加した。

全体的に見ると、2014年、北京市で紙書籍を読んだ人の割合は6割を上回った。自費で紙書籍を購入した人は5割超、1人あたり平均消費額は318.17元(約6千円)。新聞は北京市民にとって重要な情報源となっており、北京市民のうち新聞を読んだ人は52.7%、自費で新聞を買った人の平均消費額は33.08元(約630円)。

北京市民の読書ニーズは多様化の傾向を呈している。自費で電子書籍リーダーを購入する、読書文化関連イベントに参加する、読書関係のメンバーカードを作る、などの行為に費やした金額は、1人360.95元(約6900円)に達した。

電子書籍を読むための各種ツールのうち、携帯電話はすでに主要ツールとなった。統計データによると、北京市民のうち、携帯で電子書籍を読む人の割合は73.95%、電子新聞を読む人は81.79%、電子定期刊行物を読む人は78.79%にそれぞれ達した。

具体的な書籍ジャンル別で見ると、北京市民が好む書籍ジャンルトップ3は順次、「健康・養生(25.13%)」「文学・小説(22.4%)」「時事・ニュース(21.14%)」だった。特に、教育・科学研究機関で働く人は健康・養生、会社員は文学・小説、公務員は時事・ニュース類の書籍を読む傾向が高かった。

科学技術の発展に伴い、読書方法や手段が多様化しているが、紙書籍は依然、主要な読書法であり、紙書籍によってもたらされるリアルな読書感を好む人が非常に多かった。報告によると、北京市民のうち、「紙書籍を購入する際は実店舗で選ぶ」と答えた人は62.39%を占めた。

一方、オンラインで書籍を購入する北京市民の割合も44.06%に達した。特に、10代の青少年の場合、実店舗とオンライン書店の割合は拮抗していた。

調査によると、北京には、国際色が豊かであると同時に地方文化色も色濃い、新たなタイプの書店が増えており、北京の新たな文化的ランドマークとなっただけではなく、これらの書店の登場によって、北京市民の読書ライフや読書スタイルがぐんと豊かになった。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年11月2日

 

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