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中国の11月11日、ネット通販が大いに賑わう

 

ピスタチオが14万缶、牛乳が100万パック売れる。11月11日(中国の「独身の日」、ネット通販の激安セール日となっている)の激安セールの熱波が押し寄せている。ビッグデータによると、一部のブランドの商品の予約販売量は、昨年の11月11日の販売量を上回っている。

2015年の11月11日の激安セールは、午前0時0分から始まった。わずか18秒で取引額が1億元を超えた。ネット通販最大手・アリババのB2C「天猫(Tmall)」の取引額は1分間で7億9400万元に、1分12秒で10億元に、12分28秒で100億元に達した。

10日付香港紙『南華早報』によると、テレビ・新聞・街頭の大量の広告により、人々は11月11日を無視できなくなった。アリババは今年、11日の0時0分に北京国家水泳センターで鐘を鳴らす儀式を行い、1日間の世界激安セールを開始した。アリババの競合他社である京東商城も10日に大規模な歌合戦を開催し、天猫に対抗し湖南衛視と「11月11日熱狂の夕べ」を放送した。

ドイツ誌は「ラバーダック、ジューシーなキウイ、オシャレなスマホ、住宅など、中国ではクリックして買えないものはない。11月11日の独身の日は、中国のネット通販のお祭りの日になっている。中国のEC事業者は世界最多のネット通販消費者により、世界トップの地位を占め、持続的な発展を実現している。アリババのネット通販の年間売上は、2020年に1兆ドルに達する可能性がある」と報じた。

アリババは昨年のこの日、24時間内に93億ドルの取引額を達成した。今年は100億ドルを突破し、欧州諸国のスロバキアの昨年のGDPを上回る見通しだ。米バロンズ誌は、「11月11日のセール期間(11−16日)、中国物流業界の処理する宅配便の数は7億6000万点を超え、前年比で3割増となる見通しだ」と報じた。ドイツの株情報サイトは10日、「93億ドルという売上は、一部の西側諸国のEC事業者の1年間の業績だ。しかしアリババにとっては、これは1日の業績だ」と報じた。

10日付英ガーディアン紙は、「ブラック・フライデーやサイバー・マンデーを忘れよう、11月11日には中国の1億人がネット通販を利用」と題した記事の中で、「中国は水曜日、170万人と数十万台の車両による宅配大軍を動員する。彼らは同日中に、ネット通販利用者が注文した7億6000万点の荷物を配送しなければならない。これは世界最大のネット通販のイベントだ」と伝えた。

米情報サイト「メディア・ポスト」は、「なぜ米国はこの興味深いイベントを見逃すのだろうか?中国のショッピングの祭典と比べ、米国のオンライン販促活動は無味乾燥だ。米国のオンラインショップ調査会社は、中国の今年の11月11日の売上が100億ドルを突破すると予想した。BNPパリバは、今年の11月11日の24時間内の売上は、中国の経済減速の圧力を相殺し、昨年の記録を上回る可能性があるとした」と報じた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月11日

 

 

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