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中国、一人っ子政策廃止で2020年までに出生数が1700万人増加

 

10日に行われた国務院新聞弁公室の記者会見で明らかになったところによると、2人目出産が全面的に解禁された後、中国の出生数が短期的に大きく増加、出生水準がやや高まり、2020年ごろまでに出生数が計1700万人増加すると予想される。だが、全国の人口総数の増加幅は小さく、2029年に人口増加のピークに達し、人口は14億5千万人となる見通し。中国新聞網が伝えた。

中国国家衛生計画出産委員会・基層指導司の楊文庄司長は、「2人目出産の全面解禁が実施された後、数年間にわたって出生水準が高まり、5年後の2020年ごろまでに出生数が計1700万人増加する。年平均で300万人以上増加することになり、年間出生数は最高で2000万人を突破するだろう。2050年前後には、これらの人口が質の高い労働力となり、経済の発展にプラスの作用をもたらす」との見通しを示した。

現在すでに1人目の子供を産んだ既婚・妊娠可能年齢の女性1億4千人のうち、現行の政策で2人目を産める女性は37%の5千万人あまり。2人目出産が全面的に解禁された後、2人目を産める女性は63%の9千万人に増える。2人目出産の多くは都市部に集中し、2人目出産全体の76%を占めると見られる(流動人口を含む)。

国家衛生計画出産委員会の王培安副委員長は「『人口発展「第11次五カ年計画」と2020年計画』では、2020年までに中国の総人口を14億5千万人前後に抑えることが掲げられている。2人目出産の全面解禁を実施する余地はある。全面解禁が正式に実施された後、全国の人口総数の増加幅がそれほど大きくなることはない。2020年には総人口が14億3千万人、2029年には14億5千万人に達すると見られる。政策の調整後、資源環境への圧力はやや高まるが、国家が定めた資源環境戦略目標の実現には影響しない」との見方を示した。(編集SN)

「人民網日本語版」2015年11月11日

 

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