BRICS首脳会議が15日にトルコ・アンタルヤで行われ、習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領、インドのモディ首相、南アフリカのズマ大統領、ブラジルのルセフ大統領が出席した。各国首脳はBRICSの意思疎通と調整の強化、グローバルな試練への共同対処について踏み込んで意見交換した。人民日報が伝えた。
習主席は「チャンスを開拓し、試練に対処」と題して重要演説を行った。
習主席は「現在、国際情勢に新たな変化が起き、世界経済の回復が緩慢であるという大きな背景の下、BRICSの直面する複雑で困難な要素が増加し、経済成長はおしなべて鈍感し、発展は調整期に入っている。堅固な意志があればどんな試練にも耐えられる。われわれが決意を固め、調整を強化しさえすれば、BRICS協力は必ず困難を克服して勇ましく前進することができる」と指摘した。
各国首脳はパリで起きた同時テロを強く非難。テロ対策で国際協力の強化に尽力する考えを重ねて表明した。また、開放、団結、平等、相互理解、包容、協力、ウィンウィンの原則の導きの下でBRICSの戦略的パートナーシップを強化し、引き続きG20の議題について意見交換し、立場を調整し、新興エコノミーと発展途上国の利益を守り、あまねく広がる、秩序ある、開放的な世界経済を構築し、国際通貨基金(IMF)の2010年改革計画の実行を促す方針を表明した。さらに、中国が2016年のG20議長国を務めることへの支持を表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年11月16日
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