このほど開催された第18期中央委員会第5回全体会議で打ち出された「2人っ子政策」は、人々の心に一石を投じた。ただ、多くの人が、うれしさと不安の混じった感情を抱いているようだ。中国青年報が報じた。
中国青年報社会調査センターと問巻網が共同で実施した、2966人を対象にした調査では、2人目の子供について、回答者の46.2%が「考える」としたものの、51.6%が「生活の質は落としたくない」、40.4%が「今の生活のリズムを崩したくない」と答えた。また、86.6%が「社会の福利厚生が整わなければ安心して2人目を産めない」と回答した。
回答者の39.1%が一人っ子、55.1%が女性だった。
44.3%「2人目の性別は問わない」
同調査では、2人目の子供について、回答者の46.2%が「考える」、24.9%が「産まない」、28.9%が「なんとも言えない」と答えた。
また、性別について、44.3%が「どちらでもいい」、35.5%が「女の子がほしい」と答え、20.2%が「男の子がほしい」と答えた。
「2人目を産みたい理由」に関しては、回答者の58.8%が「1人目の相手がいたほうがいい」、44.4%が「家がにぎやかになってほしい」、34.2%が「2人のほうが親の世話が楽」、28.6%が「経済的にも時間的にも余裕がある」、7.1%が「親世代の子孫を残すという願いを満たすため」と回答した。
51.6%「2人目を産んでも生活の質は落としたくない」
2人目を産むかについて、多くの人が慎重な態度を示す。調査では、51.6%が「生活の質は落としたくない」、40.4%が「生活のリズムを崩したくない」、39.0%が「安定、調和した今の家族関係を維持したい」、34.1%が「健康を崩したくない」、32.1%が「職場での出世の可能性を犠牲にしたくない」、23.3%が「夫婦双方の両親に負担をかけたり、幸せな老後の生活に影響を与えたりしたくない」、22.5%が「女性の独立した立場が影響を受けるのが心配」と回答した。
その他、2人目を産む条件については、79.5%が「夫婦の安定した高所得」、58.8%が「夫婦の仲が良く、条件が整っている」、51.8%が「社会の福利厚生が整備され、サポートしてもらえる」、43.5%が「夫婦の両親が健康で、子供の世話ができる」、40.5%が「教育資源が十分ある」と回答した。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年11月17日
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