数日前、ネット上で用いられる顔文字「嬉し泣きの顔」が、オックスフォード英語辞典の選ぶ「オックスフォード・ワード・オブ・ザ・イヤー(その年の言葉)」に選ばれ、多くのネットユーザーから大きな反響があった。中国版「今年の言葉」を選ぶ「2015年漢語盤点」選出活動が、商務印書館で正式にスタートした。清博大数据の郎清平CEOは、ビッグデータの分析予測から、「二孩(2人の子供)」「習馬会(習近平・馬英九会談)」「大閲兵(軍事パレード)」「インターネットプラス」「株式市場」などが入選する見込みが高いと述べた。京華時報が伝えた。
「漢語盤点」選出活動は、10年前から、商務印書館と国家言語資源モニタリング・研究センターが共同で主催している。今年、主催者側は初めて、「ビッグデータ版」と「専門家版」の年度推薦ワードを発表する。清博大数据の郎清平CEOは、ビッグデータの分析予測から、国内人気ワードとして「二孩」「習馬会」「大閲兵」「インターネットプラス」「株式市場」が、海外5大人気ワードとして「パリ同時テロ」「中東難民」「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」「ウーバー(米国の配車アプリ大手。中国語名:優歩)」「欧州債務危機」などが入選する可能性が高いことを示した。「二孩」を例に取ると、この言葉が微博に登場した回数は135万6千回、「百度指数」によるサイト検索回数は511万回、微信(Wechat)の投稿数は3万1千本、ページビュー総数は6115万。
「今日頭条」の林楚方・市場副総裁がビッグデータの分析に基づいて選んだ国内人気ワードは、「跌(下落)」「新」「真人秀(リアリティ番組)」「小鮮肉(若いイケメン)」、海外人気ワードは、「争」「聯」「震蕩(ショック)」「暴跌(暴落)」など。同氏は、「ネットユーザーの検索ランキングのうち、株式市場関連ワードの人気が高まっている」と総括した。また、語文出版社の王旭明社長は、国内人気ワードとして、反腐敗とノーベル賞受賞に関連する「真」と「呦」を、海外人気ワードとして「テロ」を挙げた。
北京語言大学の楊爾弘教授は、今年の新語・流行語の選出プロセスについて、次の通り紹介した。
1月から10月までの検索に関するデータ測定は終了しているが、情報の伝播が極めて迅速であるため、たとえば「パリの同時テロ」のような言葉が、猛烈な勢いで上昇している。このような状況から、残り11月と12月のデータを加えないことには、最終結果の行方は誰にも分からない。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年11月24日
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