国家発展改革委員会(発改委)はこのほど、全国31省(自治区・直轄市)と新疆生産建設兵団の「1ベルト、1ロード(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」建設実施案に関する作業がほぼ完了、今後次々と発表されることを明らかにした。同案によると、各地は、様々な分野で重点事業や重大協力プロジェクトを推進する方針。中国経済網が報じた。
各地は、「1ベルト、1ロード」建設を支援・牽引する重大プロジェクトの役割を非常に重視している。インフラ建設、産業投資、経済貿易協力、エネルギー資源協力、金融協力、人的・文化協力、生態環境、海上協力という関連8分野における一連の重大プロジェクトは、すでに初期効果が得られた。
清科研究センターの研究員は、「インフラ建設が『1ベルト、1ロード』建設の中核に据えられたことは、建設業が今後10年、この重大な国家政策による直接の恩恵を最も多く受けることを示している」と指摘した。
清科研究センターの統計データによると、「1ベルト、1ロード」沿線地域が大きく重なるアジア太平洋地域は、世界建築業発展のための重要エンジンとなり、複合年間成長率は7.7%に達すると見込まれ、今後の成長空間は極めて大きい。大まかな統計によると、「1ベルト、1ロード」は、64カ国のプロジェクト約900件、投資額約8千億ドルに波及する見通し。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年11月24日
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