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天猫国際、12月12日のセール前にヒートアップ 日本の輸入品が1位

 

12月5日、12月12日のセール前の天猫国際(Tmallグローバル)の売上データが発表された。日本の輸入品が1位で、ドイツ、アメリカ、韓国、オーストラリアが後に続いた。日本のeモールのうち、最大免税店であるラオックス、花王、ベビー用品の赤すぐが上位だった。 

日本では先日、「2015年ユーキャン新語・流行語大賞」が発表されたが、年間大賞に「爆買い」が選ばれた。日本の観光局が発表した最新データによると、1月から10月にかけて、訪日中国人観光客は428.4万人に上り、前年同期比で112.9%増だった。10か月の消費総額は600億元を超える。 

8月18日、最大免税店グループの1つであるラオックスは天猫国際と戦略提携を結び、天猫国際のユーザーを対象に、日本で売れ筋の家電、キッチン・バスルーム用品、化粧品など様々な商品を売る。すでによく知られているように、2015年の春節時、中国人観光客が日本各地のラオックスで炊飯器や温水洗浄便座をこぞって買う光景が見られた。天猫国際によると、アリババのビッグデータを通じてラオックスの中国市場開拓を積極的に支援すると同時に、供給チェーンを積極的に共有していく。将来的には、両社が中日間チャンネルの融合を含め、全方位的提携を行っていくとしている。

ラオックスは日本で85年の小売経営経験を持つため、日本企業特有のサービスを保持している。中国は重要な海外市場であり、オンラインとオフラインを融合させて高成長をすることが同社の目標となっている。同社幹部は、提携を通じ、さらに広範囲の中国人消費者をカバーすることを期待している。今回の戦略提携によってラオックスは、越境輸入Eコマースのイノベーティブなモデルを通じて、中国の顧客に国内にいながら日本の炊飯器や温水洗浄便座、美容器などの人気商品を売り出し、サービスや割引などをしていくとしている。 

ネットショッピングのビッグセール日である11月11日の期間、日本企業は総じてその果実を味わった。天猫国際が発表した11月11日期間の売上データによると、日本はアメリカに次ぐ2位となった。花王、ラオックス、ミキハウス、キリン堂などが日本のeモールの代表格で、これらは11月11日に「1千万元以上売り上げたeモール」クラブの仲間入りを果たしている。

共同通信社は、経済減速中にある中国では、ネットショッピング市場に関しては急激な成長を遂げているとした上で、日本企業は今年に入って天猫国際に続々と“参戦”をし、最大のネットショッピングの日である11月11日ではかなりの成績を収めたと評している。 

アリババの日本戦略が当たったようだ。 今年に入ってアリババグループの国際化は加速している。日本の商店を集める日本戦略を重点に置き、推進してきた。2015年には日本の100店舗が入店を果たし、今後3年で600店舗以上の実力ある商店を入店させ、中国人消費者向けサービスを拡充していく。 

張勇氏は、今年中に日本の上位100位の有名商店を天猫国際と提携させるなど、より多くのパートナーシップを構築していくという。日本商品の販売環境を完備し、日本の売り手の中国の消費者へのサービスを充実させていくとしている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月8日

 

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