世界インターネット大会と言うと、多くのネットユーザーは「それが私と何の関係があるのか?」と疑問に思うかもしれない。しかし実際には、それは私たちすべての人、特に6億6800万人のネットユーザーと関係している。PCや携帯電話からネットに接続する人ならば、サイバーセキュリティやネット環境に無関心ではいられない。中国日報が伝えた。
毎年開催されるインターネット大会の使命は、当然ながらこれだけには限られない。私たちは大会で、さらに何を目にするだろうか?10のフォーラム、22の議題は、インターネットによる文化の伝播、インターネットの革新的な発展、デジタル経済協力、インターネット技術基準、インターネットガバナンスなど先進的でホットな問題と関連する。
情報によると、欧米、アジア太平洋、中南米などの国と地域の約260社がインターネット大会で展示を行う。我々は初公開される世界トップレベルの百度無人運転車、ボルボ最新のスマートカー、ノキアが公開したVRカメラ、中南米最大のモバイルインターネット企業が2016年リオ五輪に向け準備している高速かつ安全なワイヤレスインターネット接続サービスなどを見ることができる。
主催国である中国は、本大会でも主役を演じる。大会は「インターネットの光博覧会」を新設し、革新・調和・グリーン・開放・共有の理念を強調する。主に中国のインターネットの20年に渡る発展の成果、世界のインターネットの発展に対する中国の貢献、世界インターネット最新技術・製品およびその応用を中心的に展示する。
わずか20年間の中国のインターネット発展の成果は世界から認められている。第12次五カ年計画のわずか5年間だけでも、多くの象徴的な成果を挙げることができ、権威あるデータで裏付けることもできる。
第12次五カ年計画期間(2011-15年)、インターネット商品の種類が豊富化し、数が急増し、記録を更新した。オンライン動画、オンライン音楽、ネット文学、ネットゲームなどのユーザー数が、1億人増の4億8100万人に達した。
第12次五カ年計画期間、中国のインターネットの経済成長に対する貢献度が大幅に上昇し、世界トップクラスとなった。インターネット経済の対GDP比が上昇を続け、2014年には7%に達し米国を上回った。ネット通販の取引額も、世界一となった。
インターネットは国家管理体制と管理能力の現代化に貢献する。第12次五カ年計画期間、インターネットは「陽光政府(開かれた透明な政府)」の建設を加速し、「サービス型政府」の建設を推進し、「法治政府」の建設を促進した。
習近平国家主席は昨年の第1回世界インターネット大会の祝辞で、「中国はインターネット建設を積極的に推進しており、インターネットの発展の成果を13億の中国人にもたらす」と述べた。本大会はより多くの共通認識を形成し、より多くの成果を生み、13億の中国人を含む世界の人々により大きな利益をもたらすことだろう。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月15日
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