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中国が構造改革を推進 余剰生産能力の解消に新たな政策

 

21日に閉幕した中央経済活動会議で、「積極的・安定的かつ着実に余剰生産能力を解消する」ことを2016年の最重要任務と位置付けた。生産能力の余剰は、中国の経済・産業が抱える重大な構造的な矛盾の一つで、構造改革の推進が国を挙げて取り込む課題になっていると、専門家は指摘している。

体制・体系上のハードルを乗り越え、「破産に踏み切れず、再編も進まない」という企業を苦境から脱出させるため、中央経済活動会議は全面的な関連政策体系の構築を提言。企業の破産に関し、会議は「市場化破産手続きを実施する条件を整え、破産清算の審査を加速する」よう求めた。

経営が立ち行か「ゾンビ企業」の市場からの撤退では、従業員の処遇と資産の処分がカギを握る。中央経済活動会議は、「不良資産の処分、失業者の再就職と生活保障などに関し、財政面、税収面で手厚くサポートするとともに、企業による吸収合併・再編を促す」との方針を明確に打ち出した。政策支援を通じ、企業の破産から生じる様々な問題を解消する意思が反映された。

会議ではまた、企業の破産・清算を可能な限り回避し、吸収合併・再編を推進することをより重視するとの方針を示した。中国工業情報化部の馮飛・副部長はこのほど、「ゾンビ企業」について、「市場を通じた吸収合併・再編と、法律に基づいた破産手続きという2つの道が残されている。法律に基づいた破産手続きにも、再建、和解、破産・清算という3つの方法があるが、吸収合併・再編を推進し、破産・清算件数を抑えることによって、社会の安定を維持することが肝心だ」と指摘している。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月22日

 

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