・情勢を見る 新常態の基本面は好転も、課題に直面
2016年は第13次五カ年計画の初年度だ。中国経済は次の5年間に、どのような情勢を迎えるだろうか?
中央経済工作会議は、中国の経済発展の基本面は良好であり、高い潜在力と柔軟性を持ち、大きな余地を残していると判断した。その一方で、多くの困難と課題に直面しており、特に産業能力の構造的な余剰が深刻だ。
中国財政部税政科学研究所元所長、華夏新供給経済学研究院長の賈康氏は、「中央経済工作会議の経済情勢に関する判断は、中国の全体的な経済成長率と雇用には柔軟性があるが、構造調整の痛みに耐えなければならず、一部の余剰生産能力を抱える企業を淘汰する必要があることを明確にした」と指摘した。
国務院発展研究センター研究員の張立群氏は、「安定のなか前進を図る経済の積極的な成果を目にしなければならない。今後の取り組みへの自信を深めるため、リスクと不確定性に注意し、安定のなか前進を図る流れを維持し、経済発展の中高速成長の新常態を比較的安定させる」と提案した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月23日
|