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中国の2015年「経済ホットワード」が発表

 

6.IPO再起動

11月20日、証券監督委員会は再び大きな発表をした。株価急落を受けて停止していたIPOを再度開始するというものだ。IPO停止前に金銭納入手続きに入っていた28社が上場した後、IPOの規定は大きく変化する。そのためこの28社の株価は、旧規定における最後の株となる。

600社以上の企業が行列して上場を待っている状況に対し業界筋は、新規定発動後は新株の購入抽選率や利益が大幅に下がるが、来年の新株発行は加速するとの見方を示す。

7.春節時の電車の切符

12月中旬、1年に1度の春節交通争奪戦が始まった。例年同様に、切符の取り合い、ダフ屋、不平不満は減ることがない。切符の買占めやダフ屋行為を防止するために鉄道部門は、新たな検証コードを採用して対策を講じたが、依然としてネットユーザーからの非難は収まらなかった。今回の非難は、使い勝手の悪い鉄道部の公式切符予約サイト「12306」ではなく、検証コード自体にある。多くのネットユーザーによると、ネットの速度ではダフ屋に負けなかったが、画像による検証コードの認知のときにつまずいたという。

鉄道部門はその後、ビッグデータを使っての説明をしている。「検証コードの正確な認識率は70%で、それ以上の場合も多い。設計的には正常な水準だ」。

8.春節のお年玉争奪戦

2015年の春節時、最も話題になったのは大みそかの大型番組「春晩」だっただろうか。違う。スマホを使ったお年玉だった。データによると、大晦日に使われたウィチャットの回数はのべ110億回を超えた。ウィチャットのお年玉のやり取りは10.1億回に上り、前年の200倍だった。QQのお年玉では6.37億回、のべ人数は1.54億人だった。アリペイのお年玉のやり取りは2.4億回、金額にして40億元だった。ウェイボーのお年玉は1.01回、うち1500万人以上のユーザーが現金のお年玉をやり取りした。

誇張でなく、お年玉の争奪戦は新年の風景を一新させた。とはいえ、大晦日にお年玉のやり取りで忙しくなり、年越しの食事もろくにできないと嘆くネットユーザーも少なくない。

9.11月11日(独身の日)

北京時間11月11日24時。アリババが生中継する大型液晶パネルの数字が「戦果」の最終数値を伝えている。数値は「91,217,017,615」だった。これは、中国で最も有名な非伝統行事である「独身の日」に、彼らが900億元以上を売り上げたことを示している。独身の日が始まった2009年はわずか5000万元。7年間で1823倍になったことになる。

想定内と言わんばかりに、ジャック・マー氏の背後にいる女性たちが次々と奇跡を起こした。7年前にはジャック・マー氏の一人芝居にしか見えなかった。敵はいないが友人もいない状態だったのだ。しかし現在、独身の日はアリババグループのお祭りになっているだけでなく、Eコマース企業や中国のビジネス社会、ひいては世界のお祭りになっている。

10.人民元の値下げ

今年の後半、人民元の為替レートに大きな変化が生じた。10年にわたる元高傾向がひと段落したように見える。12月17日、米FRBは2006年6月以来となる利上げに踏み切った。この日、人民元は1ドル6.48元まで下げ、8年ぶりとなる10日連続の下落となった。2011年6月以来の低さだ。オフショアでは一時6.52元となり、400ポイント下げた。半年前のレートは1ドル6.20程度だった。

中央銀行は今年8月、積極的に人民元を下げるという意外なオペレーションを行った。人民元の対ドルレートは1日で1.8%以上下げたが、これは為替改革以降で最大の下げ幅だった。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月24日

 

 

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