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中国の革新、世界最高峰に上り詰める=米メディア

 

米テクノロジー情報サイト「TechCrunch」は12月26日、「革新の世界最高峰に上り詰める中国、中国共産党が第13次五カ年計画で革新に71回言及」と題した記事を掲載した。要約は下記の通り。

これほど革新を強調し、そのため精力と思慮のすべてを尽くす理由は明らかだ。マッキンゼー・アンド・カンパニーが最近の報告書で指摘した通り、13億の人口を持つこの国が経済成長を維持するためには、革新により成長率を3ポイント引き上げる必要がある。

ベンチャーキャピタルは大きな収益を手にする。革新のチャンスは2025年まで、中国経済に毎年1-2兆ドルの貢献を成し遂げる。筆者は中国の「革新軍団」(経営者、企業、教育機関、政府高官)を数週間に渡り取材した後、これらの野心的な数字が現実化することを信じるようになった。

これは中国が革新の膨大な規模と影響力を利用できるからだ。これはいかなる地域・国も模倣できない点だ。米国の4倍、世界の7分の1以上の人口を持つ中国は、急速な都市化に伴う巨大な消費市場を持つ。これは中国企業による新商品とサービスの迅速かつ大量な開発・提供を促す。

中国はこの巨大な規模と影響力という、強い力を利用している。高速鉄道がその一例だ。毅然たる意志を持つ中国はこの7年に渡り、極めて重要な世界交通分野において、次世代技術の改善に取り組み続けてきた。その効果はどうだっただろうか?2008年より世界で拡張された高速鉄道網の、およそ9割を中国製品が占めている。

この積極的な取り組みと画期的な進展は、中国は欧米の革新と理念を吸収・変更することしかできない「革新のスポンジ」だという偏見とは異なっている。この伝統的な観点は時代遅れになってきている。中国は膨大な規模と影響力という強い力を利用し、世界の革新のリーダーシップの把握を加速している。

筆者はシリコンバレーの秀でた革新力を軽視しているのではなく、中国の重大な進歩をできる限り正確にとらえようとしているだけだ。我々(米国)の革新において、我々は新たな理念を創造し、これをゼロから1に発展させる。中国の(西側の科学技術もしくは理念の)拡張は真の革新ではないが、1を数倍に拡張する技術は前者と同じ轍を踏むという説がある。筆者は、中国で真の革新が殻を破り成長しており、多くの新技術の大規模活用は必ずゼロから1への要素をはらむと判断している。

我々が世界各地で中国と競争を展開しようとするならば、大規模な革新に取り組まなければならない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年1月3日

 

 

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