北京大学と清華大学が先日相次いで「2015年度卒業生就職状況報告」を発表し、柔軟な就職や起業が増加、国有企業と民営企業への就職が増加、外資系企業への就職が減少といった現状が明らかになった。北京青年報が伝えた。
北京大学の2015年度卒業生のうち4分の1近くの学生が柔軟な就職(柔軟な就職とは卒業生が企業と労働契約を結ぶ際、大学を含む三方協議ではない普通の労働契約を結び就職すること、また自分で起業したり、自由業に就くことを指す)を選んでおり、その割合は23.26%に達し、昨年の17.23%よりも増加傾向にある。また修士生が最も多くこの柔軟な就職を選んでいる。北京大学の柔軟な就職を選んだ卒業生の中で、自分で起業する人数は昨年に比べ倍以上まで増加している。
清華大学の場合、柔軟な就職を選ぶ学生が北京大学に比べ少なくその割合は12.5%だが、昨年に比べ成長している。そのうち起業する人数は60人でやはり修士生の起業が最多。北京大学と清華大学の学生たちの起業分野にも両校の特色がでており、北京大学は情報伝達、ソフトウェア、情報技術サービス、教育系に集中し、一方の清華大学はインターネット、ニューメディア、文化クリエイティブ等の分野がより多い。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年1月6日
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