国家林業局は7日、中国におけるジャイアントパンダ人工繁殖・飼育事業は多大な進展が得られ、パンダ飼育は、質の高いスピード成長を続けていることを明らかにした。人民日報が伝えた。

2015年末の時点で、中国におけるパンダ囲い込み飼育群の数量は422頭、人工飼育の成功率は88％に達した。このうち、2015年に産まれたパンダは27胎43頭で、このうち40頭が順調に育っている。双子は16組誕生し、うち14組が無事育っている。パンダ囲い込み飼育群の発展は、科学研究、普及教育・展示、国際協力の土台を打ち立て、野生個体群の野生を取り戻すための資源を大いに増やす役割を果たしている。

専門家によると、中国のパンダ囲い込み飼育事業は、最適化飼育政策を導入し、群の数量は、安定的な増加を維持している。また、囲い込み飼育パンダの群間交流を強化することで、野生パンダと囲い込み飼育パンダの相互交流・交配を促進し、囲い込み飼育群の質・数量を高め続け、2020年までに、囲い込み飼育パンダ群の数量を500頭に増やし、個体群の自力維持という目標実現に向けて力を尽くす。（編集KM）

「人民網日本語版」2016年1月8日