中国国家統計局が9日に発表した2015年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で1.6%上昇した。前月比では0.5%の上昇。15年のCPI上昇率は1.4%と、ここ6年でもっとも低い水準となった。
経済成長の減速、原油価格の下落などでCPI上昇率縮小
15年のCPI上昇率は1.4%と、14年を0.6ポイント下回った。2010年以降で初めて1%台を記録し、ここ6年でもっとも低い水準。国家統計局のデータによると、10~14年のCPI上昇率はそれぞれ3.3%、5.4%、2.6%、2.6%、2%だった。
国家信息中心経済予測部の祝宝良・主任は、「中国経済の緩やかな減速や、国内の原油価格の下落が続いたことなどが影響し、15年の物価上昇は穏やかだった」と分析している。
15年12月のCPIは前年同期比で1.6%、前月比で0.5%の上昇。上昇率はともに前月を上回った。これについて交通銀行金融研究センターは、野菜価格の変動が上昇率拡大の主因との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月12日
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