婚活サイト・百合網の結婚恋愛研究院と北京大学社会調査研究センターはこのほど、若者たちの結婚・恋愛をめぐる状況、結婚・恋愛行為、結婚・恋愛に対する見解をより良く知る目的で、関連調査を共同で実施した。報告データから、さまざまな新しいすう勢をうかがい知ることができ、人々の伝統的な観念を覆すような調査結果も一部に見られた。新華網が伝えた。
【全国民の晩婚が常態化】
晩婚・晩育を奨励するための結婚休暇・出産育児休暇の延長制度が廃止されたことは、広く世間の議論を呼び起こした。調査結果によると、一線都市では、晩婚が常態化している。回答者の初婚年齢はで22歳から28歳までに集中しており、男性のうち晩婚(25歳以降)者の割合は63.29%、女性(23歳以降)では83.07%を、それぞれ占めた。
【博士が最も恋愛経験豊富】
回答者の恋愛歴を学歴別に見てみると、博士号取得者の平均恋愛回数が最も多く6.87回、うち女性博士の恋愛回数はより多く、平均7.12回に達した。
【男性より女性に多くのしかかる結婚生活の負担】
調査データによると、特に子供がいる家庭においては、「自分は幸せな結婚生活を送っていない」と感じているのは、男性より女性の方が多く、結婚生活に対する満足度指数は、男性と女性で4.2ポイントの差が生じた。見方を変えれば、結婚後、女性は家事を切り盛りし、子供の面倒を見て、ご飯を作り、高齢者の面倒を見ると同時に、仕事をしてお金を稼がなければならない。これで大きなプレッシャーが生まれない訳がない。
【95後の初恋年齢、平均12.67歳】
調査データによると、回答者の過半数(51.09%)が、18歳までに初恋の経験があった。年代別の初恋年齢と年齢との間には相関関係がある。年齢が若ければ若いほど、初恋を経験する年齢も早く訪れる。80後(1980年代生まれ)の平均初恋年齢は18.54歳、95後(1995年以降生まれ)になると、12.67歳まで早くなる。
【95後の初体験平均年齢は18歳未満】
報告によると、地域別にみて、異性との初体験を最も早く経験するのは、香港・マカオ・台湾地区の人々で、平均19.24歳。北京がこれに続き、大陸部で最も早く20.63歳だった。
年代別の初体験年齢と年齢との間にも、相関関係が見られた。1980年以前に産まれた人は比較的遅く、平均22.17歳、1995年以降生まれは17.71歳だった。
学歴別に見ると、大学学部卒以下の学歴を持つ人の初体験年齢は早く、平均21歳以前だった。最も遅いのは大学院生で、修士は平均22.55歳、博士は平均21.65歳。
【やり直せるなら同じ相手と結婚したい?】
「人生をやり直せるなら、また同じ相手と結婚したいか」との問いに対し、「今のパートナーとは一緒になりたくない」または「別の人と結婚したい」と答えた人は14%を占め、「誰とも結婚しない」は6.9%だった。
結婚している期間が長くなるにつれ、「今のパートナーと結婚したくない」あるいは「誰とも結婚しない」を選ぶ人は、最初は増加するものの、徐々に減る傾向が見られた。また、「誰とも結婚しない」を選んだ人の多くは、結婚生活が1年から3年までの人だった。「別の人と結婚したい」を選んだのは、結婚生活が3年から5年の人に多かった。「結婚しない」あるいは「別の人と結婚したい」は、小さな子供を持つ人に多い傾向が見られた。
【「7年目の浮気」が「5年目の浮気」に変化】
結婚後3年から5年たつと、夫婦双方の幸福感や結婚に対する満足度が「底」を打つ。結婚後3年から5年の回答者のうち11.1%が、「今度生まれ変わった来世では、今の相手とは一緒にならない」と答え、さらには、「来世では決して結婚しない」と意思を固めている人は8.9%いた。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年1月12日
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