1月12日、中国の万達グループが、アメリカのレジャンダリー・エンタティンメントを35億ドルで買収した。トマス・タル最高経営責任者は引き続き指揮を執ることになる。
レジャンダリーは、今まで『バットマン』や『ゴジラ』シリーズなど、多くのヒット作を手掛て、世界で120億ドル以上の興行収入を有している。今年、レジャンダリーは人気ゲーム「ワールド・オブ・ウォークラフト」の実写映画化作品『ウォークラフト』や史上最大な投資を誇る中米共作映画『万里長城』を発表する予定だ。
今回の買収は中国資本が初めてハリウッドに参入したことを意味する。万達グループの会長王健林氏は、買収協定を調印した現場で、「レジャンダリーのIP資源を生かし、文化、観光、エンタティンメント分野の事業を促進し、グループ傘下の各産業チェーンに相乗効果をもたらしたい」と抱負を語った。
万達グループは、2012年に北米第2位のシネコンチェーンであるAMCを買収したことをきっかけに映画業界に進出。昨年はオーストラリアで、2位の規模を誇る映画館チェーンHoytsを6億ドルで買収。また現在は、ヨーロッパの映画館チェーンの買収を狙っているといわれる。
人民中国インターネット版2016年1月14日
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