上海交通大学世論モニタリング研究実験室社会調査センターは14日、「2015年中国の大学生の消費行為とブランド認知報告書」を発表。大学生の支出の半分以上を食費が占め、大学生の8割がインターネットを通して買い物をしていることが分かった。また、大学生の主な娯楽は「映画鑑賞」だった。新民晩報が報じた。
食費が支出の54.1%占める
同報告によると、大学生の総支出で最も多かったのが食費で54.1%。以下、衣類11.1%、日用品10.8%、交際費7.7%と続いた。男女別に見ると、食費、交際費、フィットネス・スポーツが多かったのは男性。一方、ショッピングが好きなのは女性だった。
80.2%「ネットでショッピング」
ショッピングの方法で最も多かったのは「ネットショッピング」で80.2%。また、学内のスーパーが59.5%、大型スーパーが51.3%と続いた。最も少なかったのはフリーマーケットで2.3%だった。
男女の差が最も大きかったのは、ショッピングセンターで女性が60%、男性が38%に過ぎないことだった。専門分野別に見ると、ネットショッピングの割合が最も高かったのが人文科学系の学科。文系の学生が大型スーパーを利用する割合が、他の専門分野の学生を上回っていた。フリーマーケットの割合が最も高かったのは理系の学生だった。
バラエティに富んだ娯楽を楽しんでいるのは博士課程の学生
統計によると、娯楽で大学生の消費が最も多かったのは映画館・劇場で57.8%。2位はカラオケハウスで39.7%だった。しかし、博士課程の学生だけを見ると、バラエティに富んだ娯楽を楽しんでいることが分かる。短大生、学部生、修士課程の学生で2番目に多かったのは共にカラオケハウスだったのに対し、博士課程の学生だけは、フィットネス・スポーツが2位だった。また、バーやマッサージ、スパ、ゴルフなど多くの出費を伴う消費が他の学生よりも多かった。
その他、両親の学歴が、大学生の娯楽の選択に顕著に影響を与えることも分かった。両親の学歴が高いほど、大学生のゴルフや将棋・囲碁、ティーハウスなどを選ぶ比率が高くなる。また、家庭の月收が高いほど、フィットネス・スポーツ、バー、マッサージ、スパ、ゴルフを選ぶ比率が高くなる。
「人民網日本語版」2016年1月15日
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