現在位置: ニュース>経済
2015年、中国人は何にお金を使った?

 

59.4%「娯楽のための情報消費」

 

情報消費の目的について、北京の大学院生・田暁甜さんは、「娯楽のため。音楽を聴くのが好きで、微博で曲を買ったこともある。高音質の音楽を聴くために、ある音楽サイトの会員にもなった。また、本も好きで、『盗墓筆記』の作者・南派三叔の微博アカウントでチップを支払ったこともある。これも、著作権の保護の一種。このためのお金は惜しまない」と話す。

調査では、情報消費の目的について、回答者の59.4%が「娯楽」、56.2%が「情報源を得るため」、44.8%が「社交的な活動」、35.5%が「自己向上」と答え、17.7%が「周囲の人の影響」とした。

「青書」は、「現在、中国の情報消費成長の注目ポイントは▽スマホ、スマート家電系製品のハード関連の消費が急成長している▽スマホゲームやスマホ文学といった情報コンテンツ、情報媒体の消費が急成長している---の2点」と指摘している。

劉執行院長は、「現在、国民の消費が中国のGDPの安定化装置で、15年の経済全体の構造において非常に大きく変化している。しかし、課題もある。第1に、公共サービス系の消費、特に、教育費、医療費が高いという問題が突出している。第2に、ミドル・ハイクラスの消費が制度の圧迫を受けている。例えば、消費に関する税金が多く、供給が不足している。第3に、地域ごとの消費、消費者層別の消費の開きが拡大している。例えば、都市と農村の消費の開き。第4に、所得水準は消費能力に直接影響するため、所得の問題にも注目すべき。消費のレベルアップを促進する『動力源』について改めて考え直す必要がある」と指摘する。

また、情報消費について、「情報消費は、消費全体の中で主な成長源となっている。インターネットプロジェクトやビッグデータプロジェクトが実施されるにつれ、情報消費はさらに成長するだろう」としている。

 

人民網日本語版より2016年1月20日

 

 

   <<   1   2  

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850