最近は正月用品を通信販売サイトで買い求める人が多いが、通販がこのたびの「超大型寒波」の影響を受けており、「荷物が無事届くかどうか」を心配する声も出ている。複数の宅配会社が、極端な天候のために宅配サービスを中断するということはないが、遅れることはあるかもしれないとしている。特に大きな影響を受けるのは長距離輸送の荷物だ。新華網が伝えた。
宅配業者申通の配達員の陳烜鏐さん(27)は21日午前11時、浙江省杭州市西湖区西路エリアで荷物を配達していた。雪が舞う中、陳さんは、「杭州の最近の天気はすごく変わりやすいから」といい、慎重にゆっくりと配送車を走らせていた。
中央気象台によると、シベリアから来る超大型の寒波により、21日から中部地域と東部地域は北から南にかけて急速な冷え込みが予想される。中央気象台は21日午前10時には大雪黄色警報と寒波青色警報を相次いで発令。21日の午後2時から22日の午後2時まで、浙江省、安徽省、湖南省などの一部地域は大雪に見舞われ、21日から25日にかけては中部地域と東部地域は北から南にかけて気温が低下し、強い風が吹き、中でも安徽、浙江、福建省では局地的に最低気温が過去最低の水準に迫るか、最低を更新することが予想されるという。
陳さんは、「天気の影響で、配達ペースが落ちている。普段は1時間に40個は届けられるのに、今は20~30個止まりだ」と話し、荷物をできるだけ早く届けるため、午後の2時間の休憩時間を返上して働いていることを明かした。
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