国家統計局が19日に発表したデータによると、2015年通年の出生人口は1655万人となり、14年比で32万人減少した。これに対し国家衛生・計画出産委員会は、「干支の選好みの影響と出産適齢女性の減少が主な原因」とコメントした。蘭州晨報が伝えた。
単独二子政策(夫婦のどちらか一方が一人っ子の場合、第2子の出産を認める政策)が14年に全国的に順次開始され、翌15年は同政策の2年目に当たる。そのため、2015年の出生人口が減少したことが各方面の注目を集めている。「これで単独二子政策の効果が衛生・計画出産委員会の予測を大きく下回ったことが証明された」という指摘も出ている。
同委員会基層指導局の楊文庄局長は、2015年2月初旬には、15年の政策の効果を受けて出生人口は14比で100万人ほど多くなるだろうと話していた。
15年の出生人口が増えるどころか減少を示したことに対する外部の疑問の声に対し、同委員会指導局責任者は、「全国計画出産統計と母子無事出産統計に基づき2015年の出生人口について予測した結果、国家統計局発表のデータとほぼ一致しており、確かに15年の出生人口は14年比でやや減少した」と述べた。
また、この統計データから、出生人口の減少の要因は二つあるとした。「一つは干支の選好みの影響。15年は未年にあたり、一部家庭で出産を遅らせるという情況が見られ、特に北方地域ではこの現象が顕著であった。15年7月以降、一部地域の妊娠登録数は顕著に増加しており、これは申年に子どもを出産しようとする動きである」と述べた。(編集IM)
「人民網日本語版」2016年1月22日
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