全国人民代表大会(全人代)代表で北京市常務副市長の李士祥氏は7日、第13次五カ年計画綱要草案の代表団審査の際に、「自動車の奇数・偶数ナンバーによる通行規制措置は軽率に実行に移すことは無く、十分な研究と検証を行う。交通渋滞費の徴収問題についても現在研究中である」と述べた。新華社が伝えた。
李副市長は次のように述べた。
奇数・偶数ナンバーによる通行規制措置は非常に複雑な問題であり、通行規制の実施は重大な国家行事や極端に悪化した天気の2つの前提のもとで実施される。
関連の緊急時対応マニュアルの改正作業が現在行われており、環境保護部(省)と専門家による論証を予定している。天気が極端に悪化した場合、まず自動車排気ガス基準が低く汚染物質排出量の多い国I、国II、国III対応車の走行規制を行い、その後に乗用車の規制を行うことについても検討する。重大な国家行事や極端に悪化した天気の対策を行ってから、さらなる措置についての研究を行う。
交通渋滞費問題については、費用を徴収することがその目的ではなく、乗用車の利用率低下を目的とした真剣な研究が必要である。交通渋滞費の徴収問題については、現在業界主管部門と法制部門が研究と検証を行っているが、これは3月に政策として発効されるということを意味するものではなく、段階を経て、科学的な基礎の下に構築されるべきだ。
駐車場問題に関しては、秩序と十分な駐車場と適正な価格が必要だ。北京市は駐車場施設の建設を計画しているほか、駐車場の料金はエリアと地域で区分する必要がある。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年3月8日
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