第12期全国人民代表大会(全人代)第4回会議の記者会見が14日、北京メディアセンターで挙行された。交通運輸部(省)の楊伝堂部長、交通運輸部運輸サービス司の劉小明司長、北京交通発展研究センターの郭継孚センター長が、「タクシー改革と発展の深化」に関する問題について、国内外の記者からの質問に答えた。人民日報海外版が報じた。
以下は、楊伝堂部長の談話内容。
〇「ライドシェア」の発展を支援
「シェアリングエコノミー」をめぐる問題については、相乗りやライドシェアなど、シェアリング方式の発展を支援していく。祝・休日期間中や通勤時間帯において、利潤を目的とせず、外出コストを分担する、または無料での助け合いによるライドシェアや相乗りは、シェアリングエコノミーの理念に基づく外出スタイルを体現しており、交通資源の利用率を高める上で効果があり、市街地の交通渋滞を緩和し、環境汚染を削減する上で有意義だ。今回の改革政策において、支援を明確に打ち出した。
〇ネット配車予約を合法的解決
オンラインによる配車予約は、新たに登場した方法であり、その便利さから人気を集めている。ネット配車予約を合法的解決・規範化し、市民のニーズと「インターネット+」の発展ニーズにより良く適応させる必要がある。中国政府は、ネット配車予約を「禁じてそれで終わり」とすることはあり得ず、「実情に即して策を講じる」との方針にもとづき新たな管理制度を構築し、法律法規に則った規範的な新業態の発展を支援していく。
発展のプロセスにおいて、乗客の安全確保や市場での公平な競争に絡む際立った問題は、早急に解決する必要がある。革新を奨励すると同時に、マイナスポイントを改善し、発展を規範化しなければならない。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年3月15日
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