G20貿易投資ワーキング・グループの第2回会議が4日、南京で開幕した。20カ国のほか、スペイン、オランダ、シンガポール、ニュージーランド、セネガル、エジプト、カザフスタンなどの国や、世界貿易機関、国連貿易開発会議、経済協力開発機構、世界銀行、国際通貨基金、国際貿易センターなどの国際機構の代表らが会議に出席した。
中国商務部の王受文副部長は開幕式で「現在、世界経済は高度な調整期間にある。過去4年間、貿易成長は経済成長を下回っており、貿易による牽引力の弱まりが注目されるべきだ。G20は国際経済協力の主要なフォーラムとして、対応策を出さなければならない」と指摘した。
王副部長によると、1月末に北京で開かれた初会議において中国が提出した、G20貿易投資メカニズムの構築、世界の貿易成長の促進、多角的な貿易体制、グローバル投資政策での協調と協力、包容力と協調性のあるグローバル・バリュー・チェーンの発展という5つの分野における協力の提言は各側から賛同を得ている。中国側は各側とともに上記の分野での実務協力を行い、成果を収めることを期待して、7月の貿易担当相会議と9月の杭州サミットの開催を提案した。
G20貿易投資ワーキング・グループは中国の提唱のもと、発足した。第2回会議は2日間の日程で開かれる。第3回会議は7月6日と7日の二日間で、上海で開かれ、7月9日と10日に開催する予定の貿易担当相会議に向けた最終段階の準備作業を行う予定。
中国国際放送局日本語部より2016年4月5日
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