中国人民銀行は31日、50都市の2万世帯を対象に行った2016年第1四半期のアンケート調査結果を発表した。それによると、52.7%の国民が「物価が高くて耐えられない」と答えた。中国国際放送局日本語版が伝えた。
調査結果によると、物価満足指数は25.2%で、前の四半期に比べて1.1パーセントポイント下落した。一方、物価が高く、我慢しがたいと感じた国民の割合は1.7パーセントポイント上昇した。
多くの市民が最大の支出と見なしている住宅価格に関しては、「高くて耐えられない」と答えた回答者は50.7%となり、前四半期比で1.3パーセントポイント下落した。
また、就業と収入に関しては、収入が「増加」と「ほぼ変わらない」と答えたのは79.6%で、前四半期比で1.2パーセントポイント増加した。一方、45.1%が「情勢は厳しい、就職は難しい」または「なんともいえない」と回答した。
「人民網日本語版」2016年4月5日