アジア信頼醸成措置会議(CICA)第5回外相会議が28日、北京で開幕した。開幕式において習近平国家主席は、「共通認識を形成し、対話を促し、アジアの平和と繁栄という美しい未来を共に切り開く」と題する重要演説を行い、「共同・総合・協力・持続可能なアジア安全保障観を堅持し、実践し、共通認識を形成し、対話を促し、協力を強化し、アジアの特色ある安全ガバナンスモデルを構築し、アジアの平和と繁栄という美しい未来を共に切り開いていこう」と強調した。新華網が伝えた。
習主席は、「今日の世界は、協力の流れが勢いを増し、包容の理念が人々の心に深く根付いている。アジア諸国と人々は対話と協力を通じてアジアの安全と発展環境を維持する必要があり、その能力を有している。我々は域外諸国がアジアの平和的発展の上に貢献してくれることを歓迎する。アジア諸国と共にアジアの安全・安定・発展・繁栄を促していこう」と述べた。さらに、「中国は平和的外交政策を掲げており、終始国際社会・地域社会の安全の維持者であり、建設者であり、貢献者である。中国は平和的発展の道を揺るぎなく歩み、国連憲章の主旨と原則を核心とする国際秩序を揺るぎなく堅持し、協力ウィンウィンを核心とする新型の国際関係の構築を揺ぐことなく進め、人類運命共同体の構築に尽力する」と述べた。
習主席はまた、「中国は朝鮮半島の非核化を堅持し、半島の平和と安定維持を堅持し、対話を通じた問題の解決を堅持する。半島問題を一日も早く対話と交渉による解決という軌道に戻し、北東アジアの長期的安定を実現すべく、各国が取り組んでいくことを望む。中国は一貫して南中国海地域の平和と安定に尽力しており、南中国海の主権と関連の権益の維持を堅持し、関係当事国との直接の友好的交渉を通じて平和的に争いを解決することを堅持している。中国側はASEAN諸国との共の努力によって、南中国海を平和の海、友好の海、協力の海としていくことを望む」と述べた。
アジア信頼醸成措置会議(CICA)第5回外相会議は4月27日と28日の両日に北京で開催される。同会議の加盟国、オブザーバー国および関連国際組織等40余りの代表団が出席している。(編集MI)
「人民網日本語版」2016年4月28日
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