外務省の洪磊報道官は5日に行われた定例記者会見で、「中国は、まもなくラオスで開かれる東アジアの地域協力に関する一連の高官会議が、発展に焦点を当てたものとなり、実務協力を推し進め、地域協力に良いムードを醸成し、この地域の平和・安定と繁栄の促進に貢献のあるものになることを希望する」と語りました。 　

洪磊報道官は「7日から8日にかけて、東アジア諸国連合（ASEAN）と中日韓（10＋3）高官会議・東アジア首脳会議（EAS）高官会議・ASEAN地域フォーラムなどが、ラオスのルアンパバーン郡で行われる。今回はラオスがASEAN輪番議長国となり開催される初のシリーズ高官会議だ。中国はこれをきわめて重視しており、劉振民次官が引率する代表団が出席する予定だ」と明らかにしました。

今回の会議では、10＋3・東アジア首脳会議・ASEAN地域フォーラムなど、協力メカニズムの発展方向や各分野での実務協力が重点議題となり、共に関心を寄せる国際問題や地域問題をめぐり、意見を交換し、今年下半期の東アジア協力首脳会議のシリーズ会議およびシリーズ外相会議の地ならしを行うこととなります。これらの会議で、中国は主として去年東アジアの地域協力を議題とする首脳級シリーズ会議の成果の履行状況を紹介し、地域協力メカニズムの発展方向に対する立場や主張、および国際問題や地域問題への観点を説明するということです。（Yan、む）

中国国際放送局日本語部より　2016年5月6日